議長不信任可決

  • 2017.09.01 Friday
  • 19:54

 8月29日益田市議会定例議会が開会し、冒頭議長選挙が行われました。 地方自治法では議長・副議長の任期は4年となっていますが、益田市議会では申し合わせにより2年交代となっています。慣例により議長選挙を行う前に全員協議会が開催され、3名が議長選挙に立候補し、所信表明を行った後本会議場で投票が行われました。その結果、弘中英樹議員11票、林卓夫議員10票、安達美津子1票で、弘中議員が議長に当選しました。  

 

 その後、副議長選任に移り、議長選挙と同様に全員協議会で4人が立候補し、所信表明を行いました。通常であれば当然本会議場で投票が行われる予定でした。ところが、弘中議長は所信表明が終わった後、「立候補者4人で話し合い、調整してくれ」と発言し、そのための休憩を設けました。休憩後、再度全員協議会が開催され、立候補を表明していた久保議員、大久保議員、永見議員、河野議員の内、久保議員と大久保議員が立候補を取りやめると表明しました。私は、こうした議長の調整について、「なぜ、調整をする必要があるのか、立候補者が4人だろうが5人だろうが、そのまま選挙をすべきだ」と発言し、同様な発言が他の議員からも相次ぎました。水面下の調整は、選挙結果に影響がでてくるのは必至です。透明性のある議会運営とは到底言えません。こうした議長の不透明な発言によって、副議長選挙が行えず、議会は空転しました。    

 

 こうした事態に対し、議長不信任案が提出されました。不信任案を本会議場で審議する際、議長は除斥となるので通常は副議長が議長を務めることになりますが、副議長は空席になっているので仮議長を年長議員が行うことになります。年長議員は野村議員になりますが、野村議員は「こうした審議の議長はしたくない」と拒否。次の仮議長は議長が選任することになるのですが、だれもが拒否したため本会議が開会できない事態になりました。仮議長を拒否する理由は、議長になれば1票を投じることができなくなるからのようです。こうして議長が決まらない状態が2時間30分位続きました。時間も22時を過ぎる中、野村議員が議長を務めることを了承し、本会議が開会され、議長不信任決議案は賛成11票、反対10票で可決されました。しかし、不信任決議には法的拘束力がないため、弘中議員自らが辞任しないかぎりそのまま議長職は続くこととなりました。  

 

 私は、この不信任案に賛成しました。理由は、議長の役割は、議事進行を図るとともに、透明性のある民主的な議会運営を行うことにあるはずです。今回の議長の発言は恣意的との見方をされても仕方のないもので民主的な運営とは決して言えません。また、それにより議会が空転し、議事進行が滞る事態を招いた責任も問われます。そして、市民に対して副議長選挙の進行についてどう説明できるのでしょうか。透明性のある選挙、市民に開かれた議会とはとても言えない議事進行ではないでしょうか。 不信任案可決後、副議長選挙が行われ、永見議員11票、河野議員11票で同数のためくじ引きが行われ、結果、永見議員が当選されました。    

 

 議会基本条例に基づいた議会運営を再度肝に銘じて、議員活動をしっかり行なっていかなければいけないと痛感しました。

コメント
 先が思いやられます。議長の役目は、議会を円滑に運営することであり、円満に運営することではありません。今回仮議長選出がスムースにいかないように、議長、副議長が誰になるかによって議会の力関係が流動化することを心配しての調整だったのでしょう。
  • 中間 保
  • 2017/09/07 4:16 AM
中間保様
 いつもコメントありがとうございます。
 市民不在の議会運営はすべきではありません。議員として発言と実行が伴わないといけませんね。
  • 安達美津子
  • 2017/09/07 11:40 AM
 議員は、全員協議会そのものの位置づけを勉強する必要があるのでは?
  • 中間 保
  • 2017/09/08 5:35 PM
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